コタツの存在について
私の祖母の家には掘りごたつがある。
私の実家には一般的なコタツしかなかったため、幼い頃は新鮮に感じ魅了されたものだ。
足を垂らしたまま座った状態で入ることの出来る掘りごたつは快適で和やかなものだった。
中には熱源である木炭があり、中に潜ると酸欠になるからいけないとよく怒られた。
それなので夏になると自由に潜ったりかくれんぼしたり出来るのが嬉しく、しかも暑い日でも堀りごたつの中は案外涼しく感じたのを覚えている。
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しかし大抵使用しない場合はコタツ布団を外し、掘りの部分に畳を敷き足を伸ばして座る通常のコタツと同じ姿に変わっていることが寂く感じた。
最近では木炭の代わりに電気ヒーターを熱源とした掘りごたつも多く流通されているが、万が一の一酸化炭素中毒や、火傷などを防ぐためにも幼いお子さんがいるご家庭には最適だと思う。
今日の日本は核家族化も進み賃貸マンションに住む家族が増えたことによって、日本の冬の光景に風物詩でもある掘りごたつが見られなくなってきたのは非常に残念だ。
自宅以外では、堀りごたつ式の居酒屋は未だに多く、親しまれている。
たしかに掘りごたつ式のテーブルは落ち着くのだ。
そのような形でも日本ならではのコタツ文化は廃れることなく継承していき、そして願わくばもっと海外にも普及してほしい。
床に座ることも室内で靴を脱ぐことも文化にない国の人には、最初は抵抗があると思うがぜひこの良さを知ってもらいたい。
家族間の絆を深め心の距離を近づけるコタツはきっと海外でも愛されるに違いない。